
シェ松尾天王洲倶楽部

今年最後のグルメベネフィットは、シェ松尾天王洲倶楽部にしました

2名なら1名無料で、実質半額

優待内容は、
「2名様以上で当店の「特別個室ロイヤルルームでのコースディナー」(通常価格34230円:個室料金含む)をご予約いただくと、1名分のコース料理を無料にてご提供。3人目のお客様より料理料金(18480円)でご提供させていただきます。」
つまり、ほぼ個室料金が無料ってサービスと考えて良さそうです

数週間前、予約を取ろうとすると、2つほどの候補日は、すでに満席。
まあ、一つしかない部屋だから、誰かが予約すれば満席になる訳ですが、結構、人気があるようです。
系列店がミシュラン星付きになってますので、こちらにも影響があるのかもしれません。
結局、提示された平日に行くことになりました

まあ、そういう時に限って、いつもはない残業が入る訳で

大慌てで、会社から直接行くことになりました。
私は東京モノレールで、妻は臨海線で、天王洲アイルに向かいました。
天王洲アイル駅には、妻が10分ほど早く着いたのですが、スフィアタワーに着いたのは、私の方が5分ほど早かったです。
東京モノレールの方がかなり便利なようです。
ちなみに、東京モノレールの場合、出口をでると、シェ松尾の看板が至る所にあり、誘導されて簡単にたどり着けます。

1階から、なんだか高級そうです

エレベーターは、この奥にあります。
エレベーターホールは、タバコのにおいの染み付いた臭いが漂ってます

エレベーターは、スポーツジムと併用ですが、27階のシェ松尾まで、そのジム以外に止まらない半専用エレベーターです。
エレベーターを降りると、そこはもう、シェ松尾

広いホールの受付に2名の女性が待っていました。
レストランというより、結婚式場とか美術館とかの感じで、大人数をさばけるように作ってあるようです。
コートを預かってもらい、下の階に案内してもらいました。
なんだか、レストランというより、ホテルって感じ。
贅沢な空間の使い方です。
豪華な感じですが、重厚な感じではありません。
ビーナスフォートのイメージと同じ感じかな。
ベイブリッジが見渡せる部屋を超え、奥の個室に案内されました。
テーブルには、既にメニューやナイフが用意されていました。

メニューは、ぺらぺらの紙に印刷してあるだけです。
シェ松尾青山サロンは、絵の描いてある冊子状になっていて、良い感じだったのにな・・・
「青山サロン」の方が、格が上だとこの時点で思いました。
女性は、奥の方が良いとのことで、妻が奥の椅子に。
何故か部屋の奥には、ソファーが置いてありました。

部屋には、微妙な絵が描いてあり、ゴルフ場の絵がかかっていました。

窓はあるのですが、ベイブリッジや東京タワーなどは見えません。

椅子に座ると、ほとんど何も見えません。
正直、個室じゃない方が、夜景を楽しめると思います。
妻曰く、「この部屋って、結婚式とかの時の控え室だと思う

豪華な感じを期待していただけに、残念でした。
まあ、場所柄これだけの面積を専有できるって意味と、誰にも気兼ねなく写真をとれる、大きな声で何でも話せるという利点があるかな。
そうそう、ドアが、開けっ放しなんです


ありえないと思うんですが

ドリンクメニューは、テーブルに立ててありました。

ワインは書いてありませんので、言えばでてくるんでしょうね。
で、値段は、ソフトドリンク&カクテル2000円。
本日のシャンパンも2000円。
めちゃくちゃ高めの設定です。
水も何かわかりませんが、大だと1000円越です。
ちなみに、このメニューに載っているドリンクを頼んでも、切らしていると言われました

びっくりでした。
メニューに載せている品くらい、揃えておくのが普通だと思うのですが・・・
食材ならともかく、ドリンクがないなんて(失笑)
メニュー外の先付けが、「エスカルゴのタルト」。

とっても大きな皿に、ちょこっとのっています。
贅沢な感じ

非日常の演出の始まりには良いですね

ちょっとたまごっぽいタルトです。
エスカルゴの存在は、全く気付きませんでした。
エスカルゴって殻があって、エスカルゴって感じがするんだけどな・・・
パンは、一個ずつのサーブ。
とっても美味しいパンです。
食べきると、違う種類のパンが出てきます


「比内地鶏のブイヨン、ジュレ仕立て
フォアグラのターバンと焼き茄子 セロリラブのクーリー」

この冷たいフォアグラ、とっても美味しいです

口の中で、とろけていきます

初めての体験。
付け合わせの、何か分かんない野菜?も、とっても美味しいかったです

こういうのが味わえただけでも来たかいがあったかな。
「蟹とジロルのトゥルト ルージェのファルシーと共にブイヤベース風味」

写真のように見た目はいまいち。
実は、蟹を含めて、味もいまいち

それぞれがバラバラでまとまりなし。。
個人的に、野菜の下のパイみたいなの嫌い

「フォアグラのエスカロップ 鱧と松茸 ポルト酒風味
無花果のスパイス風味を添えて」

まず、最悪だったのが、イチジクの天ぷら

見た目も味も

フォアグラは、薄く切って焼いてあります。
食感は微妙です。
フォアグラのとろける様な部分はほとんどありません。
これ、好きな人は好きなのかな???
トリュフ、マツタケ、フォアグラって高そうなものばっかり使ってますが、バラバラに思えました。
「イベリコ生ハムをピケした金時鯛のヴァブール
生姜とキュルキュマ風味」

鯛は、厚く食べがいがあり、美味しいです

上にのっているカリカリのは、私は嫌いですが、妻は美味しいとのこと。好みが分かれました。
ただ、2人一致したのが、付け合わせの「唐墨のパスタ」が、ぼそぼそで最悪でした

味見したのか

「お口直しのグラニテ」

シャンパンのシャーベット。
やや甘めです。
美味しい

ですが、アルコールが残っているようで、このご時世に、車の運転があるかもわからない客に、これを出すなんて、どうなんだろ

ちなみに、アルコールが全く駄目な妻は食べられませんでした

メニューには、シャンパンのシャーベットって書いてないので、前もっては、わかりません。
今後は、食べられないものにアルコールも含めようかと思います。
「シャラン産鴨胸肉のロティ コリアンダーの香り
オレンジ風味のアンディブのブレゼを添えて」

とってもやわらかくジューシーな感じの肉です

焼き方は、見てもわかるように赤みが残ってます。
鴨ってこんな焼き方ありなんですね。
当然、野生の味がしました。
私はOKでしたが、妻が嫌いでした。
最初も比内地鶏だったし、フォアグラもかぶっていたし、メニュー構成上どうなんでしょ。
ちなみに、付け合わせが「ぎんなん」。
なんだかな・・・
「洋梨のコンポート ダージリン風味のミルクのリゾット
バニラのグラスと共に」

洋梨のコンポートは、美味しいです

バニラアイスも美味しいです

「ダージリン風味のミルクのリゾット」・・・
名の通り、ミルクティーの味のするお粥です。
妻は、意外にいける

私は、食べられないことはないけど、美味しいとは思いませんでした

「小菓子の取り合わせと珈琲」

マカロンやクッキー、チョコレート菓子など。
2つあるのは、チョコのケーキだけで、あとは異なります

当然、妻が5つ、私は1つという分け方になりました(笑)
とっても美味しいです

珈琲だけでなく、紅茶も選べます。
紅茶でも、お変わりも持ってきてくれます

ちなみに、砂糖がでてきませんでした

ティースプーンはあったのにな・・・
まあ、私たちは、砂糖を使わないので良いんですが、普通は出てきますよね。
それとも、ここでは、お菓子があるから良いという考えなのかな???
支払は、当然、ザクラスです。
合計4万円でした

ドリンクが高かったかな・・・
量的には、満足でした。
高級そうに感じるように、皿が無駄に大きめのを使ってあったりしてますし、高級素材使ってますし、料理もそれなりに凝っていると思います。
部屋やテーブルなどの雰囲気なども、それなりだったかな。
ってことで、場所的にも、素材的にも、値段は相応かとも思います。
メニューが変われば、そんなにはずれではないのかもしれません。
「フレンチが食べたい!」と思い立ち、本当は誕生日に利用しようと思ってたのを、時期を早めてわざわざ行ったのですが、あんまり満足はしませんでした。
特に料理は、シェ松尾の「青山サロン」がとっても美味しかったので、期待していたんですがね・・・
料理の見栄えも、味も、サービスも、青山サロンの方が上だったと思います。
高級素材はつかってありますが、バラバラな感じ。
サービスも改善の余地ありありでしょう。
でも、ものすごくまずいということはなかったし、場所柄、素材的にも高級でそんなもんかなという値段だったんですが、期待が大きかっただけに、欲求不満でした

個室でなく、普通の席だと景色も良いので、良いかもしれません。
料理も、自分の好みで選んで頼むんだったら、次に行くのも良いかもしれません。
でも、今回のメニューだけなのかもしれませんが、フレンチを食べたいのに、なんだかイチジクの天ぷらとか、銀杏とかって、私たちのフレンチのイメージと隔たり過ぎていたので、値段的、場所的にも、次の利用はないと思います。
利用するなら、青山サロンにしときます。
できれば、星付きの「松涛レストラン」に行ってみたいな。
グルメベネフィットで、東京を制覇するのに、「グランファミーユ・シェ松尾 成城コルティ店」1店のみになりました。
でも、遠いんだよな・・・